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西方見聞録
いつか日の丸があがるとき 町は不定調和の中で存在をごまかしてた 言論も思想も宗教も一息で吞み込まれ 男も女も犬も猫も みんなそれを吸収して曖昧な生き方を強いられる もはや釈迦の力も無くなった末法の時代 信仰なんて神や仏の中に自分を写し出せばいい 天理教で全財産つぎ込んだ中年女と この頃やたら見かける外車に乗ったお寺のくそ坊主がすれ違う 今夜俺とお前とで いつかこの橋を渡るとき 蓋を開けるとすでにここだけ戦争が終わっていた事と 許される範囲で暴れてる連中の事と カメラに写れば解決したと考える事と いつだって俺はお前の味方だって事と 今夜俺とお前とで いつか日の丸があがるとき 五年経てば大昔になるこの流れの早い日々の中で 人々をみて諸行無常などと風流に浸る気にもならず 情報を垂れ流しそれを見る奴が判断しろなんて マスコミには正義は要らないらしい 俺が教えられた事で間違いなんて幾らでもあった 責任なんて言葉は何処を探しても見つからないだろうけど どんな物事でも結果ばかり知りたがる悪い癖は もうやめとけよ自分で考えろよ いろんな生き方をしてきた奴等を差別するのは もうやめとけよ仲間と話し合えよ 今夜俺とお前とで いつか日の丸があがるとき
作詞 サカイユウジ 作曲 青天上
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